エゾニワトコ

 寒いしときどき小雨、でもプチ観察。エゾニワトコの芽が吹いて、蕾が顔をのぞかせています。発汗、利尿などの作用があり、若芽や蕾はさっと塩湯でして水にさらし、おひたし、和え物などで食べられます。美味しくも無く不味くも無く、少し摘んできてちょっとだけ春の気分を楽しむのがいいですね。
エゾニワトコ
エゾニワトコ(撮影場所/深川市)

サワシバ

 夏季には難しいアサダとサワシバの区別も、越冬芽ではわかりやすい。アサダは卵形ないし楕円形で、サワシバは先の尖った紡錘形をしている。この尖った先がけっこう堅くて、素手で触ると刺のように刺さるほどだ。
サワシバ
サワシバ(撮影場所/旭川市)

カシワ

 日本海の潮風が吹きつける海岸段丘に、カシワの矮性純林があります。樹高1~3m、ごつごつした幹に、環境のわりには大きい葉をつけ、若枝や葉に生える毛も多い。黄葉をはじめた葉が輪生状に生える枝先に、頂芽と側芽が重なるように形成され、内陸のものより一回り大きくふくれます。特に頂芽は大きくて外形が5角形になります。これはカシワやミズナラなどのナラ属の頂芽にみられる特徴で、並列する芽鱗の枚数と生え方に由来します。
カシワ
カシワ(撮影場所/苫前町)

オニグルミ

 新緑の羽衣の中から顔を出した雌花、紫色の柱頭がとっても綺麗です。子房も良く見ると、なんとなく胡桃の形に見えます。雄花は葉柄の上から長く垂れ下がっていますが、まだ花粉を出していないようです。もう少し近くで撮りたいけど、30倍ズーム 720mm(35mm換算)マクロでこれくらいしか近づけません。
オニグルミ
(撮影場所/旭川市)

ツルアジサイ

 春分も過ぎて、やっと陽射しが春らしくなってきた。それでも積雪は数十センチ、まだまだ春は遠い。大木に絡みつくツルアジサイも、少しだけ芽が生気をとりもどして、芽鱗の艶が鮮やかになってきた。艶のある芽鱗と先が尖った卵形の越冬芽、特に特徴がある芽ではないが、蔓や枝振りでツルアジサイを間違うことはないと思う。
ツルアジサイ
(撮影場所/鷹栖町)

ケヤマハンノキ

そろそろ芽が膨らみはじめる頃だけど、今年のケヤマハンノキは、探して歩かなければ花芽に出会えない。花芽は尾状で裸芽と言われ、芽鱗などに覆われないで厳寒の冬を越す。雄花序は長さ70~90mmで下垂、雌花序5~10mm、葉のでる前に咲く。
ケヤマハンノキ
(撮影場所/鷹栖町)

ハリギリ

 鋭い刺で冬の枝でもハリギリとわかるが、大きな葉痕には、維管束が9~10個もあって、大きな葉を支えている。落葉前は葉痕にかくれて、越冬芽は見えないが、顔を出すと以外に出べそで愛嬌があるんだね。
ハリギリ
(撮影場所/鷹栖町)

ヤマグワ

 お雛さまのような芽鱗、縁が襟のような形で淡色をおびている。外側の鱗片2枚と、頂部の尖った鱗片2枚の計4枚で芽を包んでいる。葉芽と混芽の越冬芽は、ほぼ同じ形をしている。葉痕はほぼ円形で表面は平滑、小さい維管束痕が散在する。
ヤマグワ
(撮影場所/鷹栖町)

タチヤナギ

 花芽の芽鱗には、元気がない爪のように筋が入って扁平、湾曲する。葉痕は小さく浅いV字形で逆三角状、托葉痕は楕円形をしている。今までに見つかった虫こぶは「タチヤナギハアカコブフシ」だけで、虫こぶの形成が少ないヤナギだ。
タチヤナギ
(撮影場所/旭川市)

オノエヤナギ

 花芽は扁平した円柱状で、枝にやや巻きつくように斜上する。托葉が早期に脱落するので、托葉痕ははっきりしないか、ときにみられない。葉痕はやや盛り上がり、維管束痕は突出している。
オノエヤナギ
(撮影場所/旭川市)

エゾノカワヤナギ

 エゾノカワヤナギの葉芽、冬のオノエヤナギと見分けるのは難しいけど、花芽はエゾノカワヤナギは真直ぐ上を向き、オノエヤナギは枝に巻きつくように斜上する。エゾノカワヤナギの葉芽は丸みがあり、オノエヤナギはやや尖る。更にエゾノカワヤナギには円形に窪んだ新しい托葉痕がある。オノエヤナギの托葉は早期に脱落するので、托葉痕は皮層の生長でやや盛り上がり、葉痕より傷跡が古く見える。
エゾノカワヤナギ
(撮影場所/旭川市)